集中トレーニング

 関西学院大学2回生の重政憲作君が小山絹滑空場にファーストソロを目標にやってきました。最初は2月中旬に10日間の予定だったのですが60,92条の申請が間に合わず3月2日から7日までの6日間に変更しました。

彼はすでに55回のグライダー経験があり、春までにどうしてもソロに出たいが予算の都合もあるのでとういう悩みに Winpal のスタッフがトレーニングプランを立て、フライト費用、宿泊、食費まで計算して多少彼の予算からオーバー気味だけど、ともかくやってみようということで集中トレーニングが始まりました。その内容を簡単に紹介します。


3月2日 1日目 2+30 着陸回数25回 

 まずはモーターグライダーのファルケで菊地教官と空域の慣熟とエアワークのチェック。直線、旋回、スローフライト、失速、蛇行旋回と難なくこなす。30分で合格点。

 次に、着陸の練習としてタッチアンドゴーを1時間×2回。エンジン操作と離陸は出来なくてもいいから、チェックポイントからタッチダウンまでの着陸操作を徹底的に練習する。ファルケを使えば1時間に12回の着陸練習ができこれには彼も驚きだったようで数時間で数合宿分飛べたと喜んでいました。


3月3日 2日目 1+50 着陸回数16回 

 午前中、ファルケで1時間タッチアンドゴー。菊地教官から「もうグライダーへ移っていいじゃない」の言葉で、初体験のプハッチで機体の慣熟とエアワークに向かう。お昼頃30分ほど滞空出来たので慣熟とエアワークもしっかり終了。その後はクラブ員が来たので皆のフライトが終了するまでしばしお休み。

 夕方から練習を再開。飛行機曳航1200Ftで離脱し着陸の練習。一回ごとに上手くなって行く感じ。夕日がまぶしいので練習終了。


3月4日 3日目 2+36 飛行回数16回 

 月曜日なので滑空場は貸切。またまた1200Ftで離脱し着陸の練習。午前中6回こなし午後の練習予定を説明してお昼休み。

 午後の1回目は2000Ftで離脱し、スピン初動からの回復操作と異常姿勢からの回復操作をしっかり行い、また1200Ftの着陸練習。

 本日11回目でついにこの瞬間がやってきた。今回の目標であったファーストソロ。私と菊地教官で相談しGoサイン。再チェックもOKでセカンド、サードとソロフライトを重ねて5回ソロフライトを行いました。

小山絹滑空場では平日にモーターグライダーとグライダーを併用した短期トレーニングを行っています。是非ご活用下さい。

 文、写真  Winpal澤田重城